(本レシピのポイント(作成者:ちろちろ)
✔ 女性との出会いを求めてキャバクラに来る既婚者の男性は、自分の奥さんを「女だと思っていない」
✔ その理由を考えると、「高安の女」の話から変わらぬ女の生きにくさが見えてくる
前回の記事できゃんきゃんが、「既婚者の男性が、女性との出会いを求めてキャバクラに来るケースが多い」と話していたので、「奥さんがいるのになぜ?」と尋ねたところ、
そういう男は奥さんのこと、女だと思ってないんだよ。結婚して家に入ると女は、【嫁(女+家)】として家事を引き受けて、男にとって、お母さんみたいな存在になっちゃうんだって。お母さんとセックスしたくないじゃん?
との返答があった。きゃんきゃんの知人は、それを恐れて、毎日夫が起きる前に化粧をしてあらかた家事をすませ、夫が寝てから化粧を落として残った家事を片付けるという。
それを聞いて、「高安の女」の話を思い出した。
ある平安貴族が、妻以外の女性(高安の女)のもとに通うようになった。しかし、高安の女がご飯をよそってくれたのを見て、幻滅し、通うのをやめてしまった。
という話だ。平安時代は「身の回りのことを自分でするのは卑しい(=美しくない)」という感覚があった。だから、ご飯をよそった高安の女は「美しくない」とみなされ、男の愛を失ってしまった。
古文の授業で習った時は、現代とはかけ離れた感覚だと思ったが、きゃんきゃんの話を踏まえると、この「家事をする女=美しくない=男の愛を失う」という等式、今でも続いているのではないだろうか。
お話に憤慨した同級生は、教科書に「高安の女はクズ男から解放され、幸せに暮らしました」と書き加えていた。毎日家事に追われる我々現代の「高安の女」にも、そんなハッピーエンドが待っていると…いや、自分で望む未来をつかみとる力があると、信じたい。
コメント / COMMENT
[…] (高安の女はとかく生きにくい/Why some Japanese husbands can’t have sex with their wives?)どうして、結婚した、あるいは子供を産んだ途端、妻を「女」と見れなくなる男がいるのでしょう。I argue the reason why some Japanese husbands can’t have sex with their wives. […]