(本レシピのポイント(作成者:ちろちろ))
✔ 白石足立区議(78)の問題発言が話題になったが、そもそも、上の世代(特に60代以上)には、ジェンダーやセクシャリティ関係の話をしづらい雰囲気がある。
✔ どんな高齢者なら、安心して「性」の話をできる可能性が高いのか、考えてみた。
白石正輝区議(78)の「同性愛は足立区を滅亡させる」という、ホモフォビアに基づく論理破綻した主張に対して、SNS等で沢山の批判の声があがっている。よく見るのが、
「おじいちゃんだから仕方ない」
「この世代の高齢者に何言っても無駄」
「老害は引退しろ」
等の、白石区議の年齢に絡めたコメントである。
たしかに、上の世代(実感ベースで言うと、特に60代以上)には、ジェンダーやセクシャリティ関係の話をしづらい雰囲気がある。見た目と内面は必ずしも一致しないとわかっていても(華やかできれいな大通りのお店より、飾り気がなくて古びた裏通りのお店のほうが美味しかったりする)、自身の「性」に関する気づきや悩みについて、そうした世代の人(祖父母など)に話すのは、正直、かなり勇気がいるものだ。
では、どんな高齢者なら、安心して「性」の話をできる可能性が高いのか。ランチでどこに入るのか、入りやすさや食品サンプルの綺麗さで判断するのと同様の「見分けポイント」はあるのだろうか。
結論から言うと、その人が自身に「なじみのない」ものについてどう思っているかは大きな指標になる。たとえば、海外旅行に行ったことがない人なら、「海外についてどう思うか」尋ねたとき、
移動が大変そうだけど、一度行ってみたい!!
などと、ポジティブな反応が返ってきた場合は、うまくいく可能性が高い。
反対に、
海外の人は信用できない…
などと、ネガティブな反応が返ってきた場合は、やめておくのが賢明だろう。
というのも、
ー上の年代になればなるほど、多様な「性」の話題についてなじみがなく、
ー基本的に、人の行動は加齢に従ってパターン化していくので、
その人の海外旅行など「なじみのない」ものへの反応が、そのままあなたが「性」の話題を振ったときの反応になる可能性が高いからだ。(そういう意味では、白石区議は、別にLGBT+だけでなく、彼に「なじみのない」もの全てについて、ああいう差別的な対応をとる人なのだと思う。)
「心に冒険心がある限り、人は永遠に若者である」と、どこかの哲学者が言っていた気がするが、知らないものへのまっさらな好奇心を失ったとき、人は「老害」になるのだろう。
コメント / COMMENT
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