(本レシピのポイント (作成者:ちろちろ))
〇「性」というものはめちゃくちゃ複雑で奥深い!
〇料理レシピに例えると説明しやすい!
〇あなただけの「レシピ」を探すのに活用してもらえたら嬉しい!
「13歳から知っておきたいLGBT+」という本に、「性」は複雑で奥深い概念なので、 自分に合う方法で好きに表現したらいいよ
というフレーズが出てくる。
そう、とにかく性に関する用語は多種多様である。まずそもそも「ジェンダー」「セクシャリティ」「バイオロジカルセックス」の3つの主な概念で全然違うことを話しているし(こちらの記事を参照)、それらの概念をさらにほりさげていくと、横文字が出てくる出てくる。
マーベリック、ノボセクシュアル、ジェンダーフラックス、ゼッドセクシュアル、ポリアモリー、クエッショニング…
「LGBT+」という言葉に「+」が含まれているように、その世界はあまりに広範で多様、正直、めまいがしてくる。
もちろん、ラベリングは重要だ。私が「パンセクシャル(誰かを好きになるとき、その人の性を気にしない人)」だと知って救われたように、自分の「性」を定義し、認知してもらえることは、ありがたいことだし、団結し、共同するために、「LGBT+」などの標語も必要だ。
ただ、多様な用語を持つことのデメリットは、ズバリ、説明しにくいということである。
「性」ってなんだろう?
はい、まずはジェンダーとセクシュアリティと生物学的な性について説明しますね。これはあれで…(中略)…パンセクシャルっていうのは…(中略)…デミセクシャルは…(中略)…うんぬんかんぬん
みたいに語っていたら、日が暮れてしまう。(そもそも、こうした用語は英語ベースなので日本人の私にはぴんとこない用語も多い)。
と、いうわけで、自分だけの「性」に関する表現はないかと考えてみた。
まず浮かんだのは「羅針盤」だったが(揺れ動くから)、別にどこかにたどり着きたいわけでもないし、なんか違うな~となった。
次に思い浮かんだのが、「料理のレシピ」だった。多様な食材を、手順を考えておいしく仕上げるのは、複雑で奥深い「性」を、自分に一番あう形で理解するのに似てないだろうか。それに、「性」を料理に例えてみると、腑に落ちることが沢山あった。
「異性を好きじゃないなんて、人生損してるね」って言われるのは、「お寿司好きじゃないなんて、人生損してるね」って言われるのに似てる。
母親がどう思うか心配されるのは、「おふくろの味」から離れる心配に似てる。
「大変な道を選んだね」って言われるのは、工程が多いレシピに挑戦する「大変」さと似てる。
料理が大好きだからこそ、そして、日本人が料理に情熱を燃やす民族として知られるからこそ。
「性」にまつわるあれこれを料理レシピに例えたら、色々説明がしやすそうだと思った。
それが、このブログを始めた理由だ。
ここで更新する沢山のレシピ(記事)のひとつでも、あなたのレシピ作りに参考になったら、こんなに嬉しいことはない。
どうぞ、ごゆっくり召し上がれ(^^)
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