母校で講演してまいりました

レシピ / RECIPE

✓ LGBT法連合会の事務局長である神谷悠一さんのご厚意で、神谷さんが一橋大学で持っている授業「ジェンダー/セクシャリティとライフデザイン」に登壇させていただきました

✓ 秘伝のタレばりに継ぎ足し継ぎ足ししてきたスライドを使わせていただき、無事講義は完了したのですが、いただいた質問に色々考えさせられました!!貴重な機会を有難うございました。

ちろちろです。久々に母校・一橋大学に行ってまいりました。

LGBT法連合会の事務局長を務めておられる神谷悠一さんのご厚意で、神谷さんが一橋で開講している授業「ジェンダー/セクシュアリティとライフデザイン」の一コマをいただいて講義してきた次第です。

講演自体は、これまで何度か(下記記事ご参考)講演してきた内容をブラッシュアップし、
①マジョリティ/マイノリティとはなにか
②誰もがマジョリティ性とマイノリティ性を持つ中でどのようにそれを自覚するか
③自覚したうえでどう行動し、社会を変えるか
ということを中心にお話させていただきました。

(スライド内容の一部抜粋)

(参考記事:本講演資料の変遷がリアルタイムで確認できます)

講演が(なんとか)無事終わって、大学近くの「GOOD CHEESE GOOD PIZZA」というお店でおいしいチーズを頂きながら、講義中に頂いた質問のことを思い返しました。

大きく分けて3つの質問を頂き(センシティブな内容も扱う授業のため、質問はGoogleフォームにお寄せいただいて匿名でいただく形でした。技術の進歩を感じました)、以下の通り返しました。

①どうして、差別を受けたり無理解に触れたりと、辛いことが沢山あっても行動し続けられるのですか?

彼女に「同性婚を実現するから付き合ってほしい」と言った手前、捨てられないために行動し続けているというのが大きいですね。あと、次世代の人に同じような思いを味わわせたくないというのもあります。

②自分の人生や感じたことをうまく言葉にするコツは

これまで何回かこのような講演の機会をいただいて、話しながら少しずつ自分の考えを整理してきたところがあるので、怒りや悲しみの感情を打ち明けられる親しい人が周囲にいたら、共有してみるのがいいと思います!

③マジョリティの人に反発されずに、マイノリティのことを考慮に入れた社会を作っていくためにはどうすべき

私も親との関係などいろいろ失敗してきたのであまり参考にならないかもですが、「私はつらい!私の権利!」という感じだと、相手もとっさに鼻白んでしまいます。なので、「あなたも私もつらいですよね。こういう社会ができたら、私たちどちらも少し楽になりますね」と、相手に「同じ存在」であることをわかっていただけるような話し方をするように心がけています。

これらの質問から感じたのは、このめまぐるしい社会で「相手を思いやりつつ、自分の思いを伝えることの難しさを、学生さんたちも(我々より情報化社会になじんでいる分、より一層)感じているのだろうなということでした。ただ…講演でも述べた通り、そもそも「自分の行動で相手が傷つくかもしれない」と思える時点で、一歩前進なのです。今回お話を聞いてくださった皆様が、惑い苦しみながらも、前を向いて歩いていけるよう、これからも微力ながら全力投球していきたいと思います。

あらためて、ご清聴ありがとうございました。

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