愛より出でて愛より青し

レシピ / RECIPE

(本レシピのポイント(作成者:きゃんきゃん))

✔ ちろちろと「壺草苑」で藍染体験してきました

✔  おそろいの藍染Tシャツを作成する中で感じたことをつづります。

先日、ちろちろと藍染体験した。

藍染工房。藍の入った甕が並んでいる

染めるものは色々選べたが、おそろいルックがしたいということで、ふたりともTシャツにした。染める模様も好きに選べるとのことで、熟考の末、私は経験のある「タイダイ染め」にして、ちろちろはグラデーション染めにすることになった。

左が私ので、右がちろちろの

タイダイ染めは上の写真の左側のように丸く折り畳んだものを甕に何度も沈めるだけでできるけど、グラデーション染め(上の写真の右側)はきれいなグラデーションにするためにちょっとずつ、何度も浸していくことが必要とのことで、めちゃめちゃ難しそうだった。今回に限らず、体験教室系でちろが何の気無しに選ぶものは、なぜかいつも一番難しいものなのだ(案の定、体験中、汗だくになって「助けて〜きゃにゃ〜」と弱々しく叫んでいたので、しぶしぶ手伝った)。

藍は生きているので、ぽこぽこと泡がたちのぼってくる

藍より出でて藍より青し、という言葉があるが、確かに天然藍は茶色と紫色が混じったような色をしていて、青くはない。何回も漬けこまないと色が変わらないのも、合成染料と全然違う。何度も何度も根気よく、漬けては沈める作業を繰り返していく。数十回はつけこんだろうか、最後に水洗いをして茶色成分を落とすと、思わず「わーっ」と声が出た。なんて鮮やかな青!

悪戦苦闘の末完成したちろのグラデーション染め。夜明けみたい

次の週末、できあがったTシャツを着て、お出かけした。染めたばかりのTシャツは、まだ少しごわごわだったけれど、ふたり同じ色で染まって街を歩いていると、より夫婦って感じがした。

このTシャツが数多くの洗濯を経てしなしなになって、肌にすっと馴染むようになるまで、どんどんふたりで楽しい思い出を作っていきたい。何度も何度も藍に漬け込むことで美しい青が生まれるように、私たちの関係も何度も何度も「愛」に漬け込むことで、もっと深く強く、いつまでも輝きますように。

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