すべての歌に注意しな!!…きゃいけないという話

レシピ / RECIPE

本レシピのポイント(作成者:ちろちろ)

✔ カラオケに行って思ったが、世の中、「メロディがいいので流行ったが、歌詞に問題を孕んでいる歌」が多い気が。

✔ そっと心に滑り込んでくるという意味で、大変たちが悪いのでは…という話です。

小さいころ、桑田佳祐さんの「すべての歌に懺悔しな!!」という曲のメロディが大好きで、よく親にせがんでは聞かせてもらっていた。

高校生になって、友達とカラオケに行った際、ふとそのことを思い出し、何気なくその曲を入れたところ、あまりの歌詞の過激さに、友達にはドン引きされ、自身も青ざめた

そんな記憶も薄れた最近、きゃんきゃんとカラオケに行き、大黒摩季さんの「あなただけ見つめてる」をこれまた何気なく入れた(有名アニメの主題歌だったので…)のだが、歌詞があまりにも、なんというか、前時代的で、ふたりで「えぇ…」と絶句してしまった

それで思ったのだが、結構、「メロディがいいので流行ったが、歌詞に問題を孕んでいる歌」は多い気がする。例えば、サザンの「エロティカ・セブン」は、小さいころメロディが好きでよく聞いていたのだが直球下ネタソングであるし、さだまさしの「関白宣言」は…1979年の曲なのでしょうがないとは思うが、今聞くと色々と無理である。

外国語の歌だったり、ラップだったりと歌詞の意味が取りづらい曲だと更にこれが発生しやすくなる。前に友達の披露宴で「恋のマカレナ」を流そうとしている人がいて、慌てて止めた(浮気の曲なので…)ことを思い出す。

こういう歌の厄介なところは、音の流れがスルッと心に入ってくるので、歌詞の方も、意味を深く考えないままに同じくスルッと脳裏に焼き付けてしまうことだ。

本記事を書くために色々調べていたら、学生時代何気なく口ずさんでいた曲が直球の異性愛・性別役割分業礼賛ソングであったりして、「こういう深層心理的なところからも生きづらくさせられていたんだなあ…」と悲しくなった。

ある問題を解決するには、まず、それが「問題」であることが意識されなければならないので、前回の記事で述べたトキシック・マスキュリニティ(有害な男らしさ)しかり、しれっと当たり前の顔をして私たちの心に滑り込んでくるものが、実は一番怖いのだ。

とりあえず、これからは音楽を聴く際、意識的に歌詞の意味にも着目していきたいと思う。本記事を読んで頂いている皆様も、もし「この歌はこういう歌なのでおすすめ!」「この歌はああいう歌なので注意!」というものがあれば、教えていただければ幸いである。

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