【結婚記事②】結婚までのどたばたカーニバル

ふたりだけで結婚式をしよう、ということはすぐに決まった。お互い、親族に歓迎された結婚ではないし、コロナ下でもあるし。

私の誕生日に挙式することになり、
―婚約指輪（お互いに相手に、自分の誕生石がはまった指輪を贈り合った）
－結婚指輪（Creemaでオーダーして、結婚式とお互いの名前を彫ってもらった）
－ドレス（海外通販サイトで色々ドレスを見比べて、お手頃なものを買った）
－会場（せっかくだから雰囲気のいいところにしたいと、奮発して素敵ホテルにした）
と、さくさくと押さえていった。案外簡単だ、と思った。指輪とドレスと会場。三種の神器がそろったいま、なにがいるというのか－

そうそう、ラジャ様に結婚立会人になってってお願いしといたよ

こともなげにきゃんきゃんが言った。

そうだった！！証明してくれる人が必要なのだった！！可視化のためにやってるんだしそこは必須だった！！というかちょっと待ってくれ、いくら私たちの出会いのきっかけになってくれた人とはいえ、スーパーモデルでハイパークイーンなラジャ様が立会人になってくれるわけ－

いいよ～。せっかくだからインスタライブで中継しよ☆

こともなげにラジャ様が言った。

なんて優しいんだ、ラジャ様はやっぱり神･･･っていやいやインスタ挙式！？時代の最先端いきすぎじゃない！？エッジききすぎてない！？･･･ま、でも、楽しそうだからいっか。しかしでもそうなると友人に声かけたり、あと、カメラ越しにどう写るかとかも考えないとだな、改めて考えるとあれ？メイクも髪のセットも必要だしイヤリングもほしいし、ドレスの裾の長さを考えるとハイヒールも必要だし、部屋を飾り付ける風船とかもほしいし･･･

と、いうわけで、
－メイク（きゃんきゃんがやってくれた。神）
－髪のセット（同じくきゃんきゃんがやってくれた。仏）
－イヤリング（ふたりでおそろいの真珠のイヤリングを買った）
－ハイヒール（実家に眠っていた）
－風船とヘリウム、さらにはレインボーフラッグ（アマゾンで買った）

と、結婚二週間前ぐらいからドタバタと揃え、ヘリウム入れすぎて風船がホテルの部屋の天井に張り付いちゃったりドレスが思いのほか重くてホテルまでそれを運んだきゃんきゃんが絶命しかけたり色々波乱万丈ありつつも、いよいよ結婚式に挑むことになったのだった―

（続く）

【結婚記事③】必ず最後に愛は勝つ

結婚ライブが始まる前、色々なことが頭をよぎった。不安になった。でも、ライブが始まった瞬間、そんな悩みは全部吹き飛んだ。

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2020.11.03