結婚1周年、虹のゼリーは夢の味

レシピ / RECIPE

(本レシピのポイント(作成者:ちろちろ))

✔ 10/24はきゃんきゃんと私の結婚1周年記念日でした!

✔ お祝いに虹のゼリーを作ったことで、改めてLGBT+コミュニティのシンボルとしての「虹」の意味をかみしめたのでした。

私(ちろちろ)が小さいころ、ゼリーを食べる度、祖母がこう言っていた。

ちろ祖母
ちろ祖母

おばあちゃんが子どものころ(戦前)、近所のお友達が七色のゼリーをおやつに食べていて、喉から手が出るほど食べてみたかったわ。どんな味だったのかしらねえ…。

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本日10/24は、我々の結婚記念日である。
お祝いということで、ポケモンルームに泊まり、カビゴンのお腹のもちもち感を楽しんだ。

ポケモンルームは部屋で自炊できるようになっているので、ポケモンディナーも作った。

ディナーを作るなら当然デザートも、ということで、何を作るか考えたとき、冒頭の祖母の話を思い出した。祖母が切望した、幻のレインボーゼリーを作ってみようではないか!

そうと決まったら、グラス、かき氷シロップ、牛乳、ゼラチンを用意だ。

①紫色シロップにゼラチンを溶かし、グラスに注いで冷蔵庫で冷やす
②固まったらグラスを冷蔵庫から取り出す
③ゼラチンを溶かした牛乳をグラスにそっと注いで、冷蔵庫に戻す
④固まったらグラスを冷蔵庫から取り出す

⑤青色シロップにゼラチンを溶かしたものをグラスに注いで冷蔵庫に戻す
⑥固まったらグラスを冷蔵庫から取り出す
⑦ゼラチンを溶かした牛乳をグラスにそっと注いで、冷蔵庫に戻す
⑧固まったらグラスを冷蔵庫から取り出す

(以下略)

と、牛乳ゼリーの層を間に挟みながら、どんどん色を重ねていく。(牛乳ゼリーの白色を挟まないと、それぞれの色がきれいに見えない)。ゼリーが固まるのを待つ時間が毎回挟まるため、思ったより根気がいる作業だったが、3時間ほどの奮闘を経て、完成にこぎつけた。

一番上は透明なゼリーにして、エディブルフラワーで飾り付けた

彼女と美味しくいただいた上で、祖母にもおすそ分けすると、祖母は目を輝かせて言った。

「80年越しの夢がついに叶ったわ!!(^U^)」

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家に帰る途中、祖母の反応に、驚くほど勇気づけられている自分がいた。祖母の長年の夢を私たちのゼリーが、しかも、「虹」のゼリーが、叶えたということが、しみじみと嬉しく、幸せだった。

というのも、虹はLGBT+権利運動の象徴だ。違う色が重なっている虹は、水滴が岩を穿つように、スイミーが他の魚と共に大魚になったように、【ひとりひとりの小さな努力も、重ねれば大きな力になる】ことを体現するシンボルなのだ。

私も、彼女と虹のアクセサリーを作ったり、出勤途上に噴水の虹を眺めたり、何度も勇気をもらってきた。そして結婚記念日の今日もまた、虹色のゼリーに幸せをもらった。

これからもずっと彼女と、ささやかな努力を積み重ねて、一緒に虹をつくりたい。
結婚1周年、沈んでいく夕陽に、そう願った。

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