ぷるぷるゼリーはいかがです

レシピ / RECIPE

(本レシピのポイント(作成者:ちろちろ))

✔ たまに、どうしようもなく疲れる夜がある。

✔  そんなふうに思う夜はいつも、ゼリーを作る

前回のきゃんきゃんの記事にもあったが、この世はとかく生きにくい。私も時々、疲れてしまう。体がみっしりと重く、ただただ、だるい。暗くて冷たい場所で転がっていたい。

そんなふうに思う夜はいつも、ゼリーを作ることにしている。

①ゼリエースのパックをタッパーにあけて
②追いゼラチンして(私は固いゼリーがすき)
③300mlのお湯を注いで、よくかき回して粉を溶かし、
④好きな果物(※)をぽいぽい入れて
⑤冷蔵庫にいれて、一晩待てばできあがり

(※)おすすめはイチゴ(下処理が簡単だし見た目がきれい)、ぶどう(皮をむくのが大変だがゼリーに果汁がしみて驚くほど美味しくなる)、ベリー系(美しいルビー色のゼリーになる)。桃をいれるときれいだが変色しやすいので、ゼリーに完全に浸かるようにする&少しだけレモン汁をたらすとよい。パイナップルやキウイはタンパク質を分解する酵素が入っており、固まらないのでNG。さくらんぼも固まりにくくなるので、お湯をわかすときに一緒に煮てしまってから投入すると吉。
(※)果物を切るのがめんどくさい場合は、缶詰や瓶詰めを活用すべし。アロエやナタデココの缶をいれても美味しい。
(※)それもめんどくさい時は、ジュースを沸かしてゼラチンを溶かすと楽(コーヒーや牛乳ゼリーもこの要領で作れる)。

ゼリエースやゼラチンは多くのスーパーで売っているはず!!

このプロセスの何がいいって、楽ちんなのはもちろん、作った直後は食べられないことだ。明朝への期待感が、暗い心に一筋の光明を投げかけてくれる。布団に入ってフラッシュバックに苦しんでも、冷蔵庫の中でしずかにゼリーが固まりつつあると思えば、少しは落ち着く。

そうして翌朝、冷蔵庫を開け、冷気と共にゼリーの甘い香りが頬をなでるのを感じながらタッパーを取り出し、ゼリーを透明なガラスの器にとって、太陽に透かしながら、ひとさじひとさじ味わっていただく。

ゼリーがつるりと喉を通り過ぎるたび、膿んでいた精神が透き通っていく。ぜんぶ食べたら、深く息を吸い込んで、すーっと深呼吸する。それで、もう少し戦える。

まるい製氷皿を使えば、球体ゼリーもつくれる

いま、この記事を書いている間も、冷蔵庫でゼリー液がねむっている。願わくば、心ない言動に炙られて心が溶けてしまっても、少し休んでまた、ゼリーのように、(雨降って地)固まることができますように

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