【男はつらいよ!?】クールビズと服装問題

レシピ / RECIPE

✓ ゴールデンウィークも終わり、いよいよ暑い時期がやってまいりますね!!(サムネ画像は彼女が作ってくれた涼しげレインボーわらび餅です)

✓ 皆さんの職場でもクールビズが始まったかもしれません。今回はその関係で、男女で大きな差を感じ、もやもやしました、というお話です。

ちろちろです。ただでさえGW明けで気分が盛り上がらない時期であることに加え、G7サミットの関係でLGBT理解増進法案をめぐりゴタゴタが続いていて、ネットではヘイトとデマが飛び交いまくり、お疲れの方も多いと思います。しかも!!これからの時期、いよいよ暑くなってきますよね!!

対策として、我が社でもクールビズが導入されることになりました。具体的には、ノーネクタイOK、かりゆしやアロハシャツOK、ポロシャツOK、チノパンOKなど、カチッとした服装でなくてもよいというものなのですが…。

毎回もやもやするのは、男女で服装に対する「ガチガチ度」が異なる点です。

私も含め、「外見から女性と判断される人」は、別にクールビズの期間でなくても、ポロシャツやチノパンを履いていても何も言われません。ネックレスやイヤリングを付けている人もいます。

しかし、「外見から男性と判断される人」だと、クールビズ期間以外は、ネクタイをきっちりしめて、スーツをびしっと決めている人が圧倒的多数です。

人前での講演等の機会が多い幹部の人たちはまあわかるのですが、我々のような下っ端だろうと、性別による「ガチガチ度」の違いが明確にあるのは、どうも納得がいかないのです。事実、知り合いのノンバイナリー(自分の性認識に男性・女性という考え方をあてはめない人)の方が、「私は見た目が男っぽいために、職場でイヤリングができない。前に着けていったら、”変な人だと思われるからやめなさい”と言われた」と嘆いており、そうだろうなあ、と思いました。

これはどうしてかと考えてみたのですが、
〇もともと「職場でのフォーマルな服装(ネクタイ・スーツ)」は男性のために作られたものであり、女性はそこから逸脱した存在であること(例:女性はネクタイを着用しない)に加えて、
男性が「フォーマルな服装」ルールを我慢して受け入れてきたこと
が大きいのではないかと思います。

事実、この記事を書くにあたり同僚男性何人かに「おかしくないですか!?」と聞いてみたのですが、
「まあそうなんですけどね…」
「本当はサンダルはきたいですが…」
「スーツっぽいジーパンとかもあるよね…」
みたいな感じで、不満はありつつも、まあ我慢するか…ムードでした。

パンプスの着用強制に異を唱える「#KuToo」運動が盛り上がったとき、スーツ・ネクタイの着用強制もやめてほしい!という「#SuToo」運動も始まりましたが、あまり盛り上がりませんでした。

いや、わかります。私も中高制服だったのですが、「何を着ようかな」とか考えずに着られるからすごく楽でした。ジョブズさんではありませんが、決められた服装を着る、というのは確かに楽なのです。しかし、そこから逸脱した人(たとえば、イヤリングをつけようとする人)を「変だ!」と糾弾し始めると、初めは楽だったものが、首を真綿で絞めるような制約に変わってきてしまう。

友人の会社では、コロナ禍でオンライン会議が増えたことを契機に、若手が思い切って服装規定の軟化を社長に訴えた結果、「とりあえずチノパンはOK」と、ちょっとだけですが規定が緩んだそうです。5/8の5類変更を機に、そうした声を上げる方が増え、服装規定の見直しも進んだなら、少しだけ働きやすくなるのかな、なんて、蒸し蒸しした満員電車で思う今日この頃でありました。

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