あまりに活気あるイベントで参加直後はファーって舞い上がってしまい、とりあえず以下ツイートだけしました。
少し時間をおいて考えてみると、大きく3点言えると思います。
①規模の大きさそのものに意義がある
運営さんはさぞかし大変だと思うのですが、とにかく会場で感じた巨大な一体感と熱気は凄かったです。これだけ大きなイベントを開催できるということだけでも、たくさんの人に勇気と感動を与えていると思います。
やっぱりマイノリティである以上、職場でも家の近くでも「異性愛者が普通だよね」って雰囲気の中で生きてるじゃないですか。彼女のことを口に出すだけで背筋に冷や汗が吹き出すし、プライベートの会話には身構えるわけです。
でもTRPでは、一切気兼ねなく、隣に立っている人に彼女の話ができた。きゃんきゃんを好きな私をあそこまで全肯定してもらえる空間は初めてで、涙が出ました。
②よくも悪くもお祭り
全肯定できるイベントではない。パレードで歩いている人に「お姉さんかわいいね!!」「あの子はちょっとブス」とか平気で言っている人がいたのはドン引きしました。
全体的に、レズビアン、ゲイ、トランスジェンダーの人、かつ、「誰かを愛する人」を中心にしたイベントです(他者を愛することがない人の存在がほぼ想定されていない)。
有名企業が沢山出展していたが、それらの企業が日本で実際に起きているLGBTQ+差別に声を上げてくれた印象は全くありません。
よくも悪くもお祭りであり、マナーの悪い人もいれば、明確なメッセージが打ち出されてもおらず、未来に向けた活動に必ず繋がるわけでもないです。
③それでも続いてほしい
それでも。
これだけTwitterでもニュースでも日常生活でも、明確なヘイトをぶつけられ、無視されているんだもの。ちょっとぐらいお祭りで盛り上がったって、いいじゃないですか。
寂しいし苦しいし辛いから。たとえ二日間で終わってしまう夢でも、酔いしれて、もう一回立ち上がるためのパワーをもらえるなら、それはすごく嬉しいことです。
ありがとう、TRP。もう少し頑張れそうです。
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