マイクロエンパワメントがほしいです

レシピ / RECIPE

(本レシピのポイント(作成者:きゃんきゃん))

✔ ちろちろと「チームラボ」でお絵かきしてきました

✔ 他の人たちの会話を聞いて、マイクロエンパワメント(日々もらう小さな誉め言葉)が大事だと思いました

先日、ちろちろが「チームラボボーダレス」に連れて行ってくれた。「境界のないミュージアム」ということで、主にプロジェクションマッピングの作品たちが会場内を移動したり混ざりあったりするのを楽しもうというコンセプトの美術館だ。

ランタンがきらきらする部屋がある…ぐらいの感覚で行ったのだが、お茶に花が咲いたりカラフルな動物たちが歩いたり風船だらけの部屋があったり光の雨に打たれたり、想像以上に楽しかった。

中でも最高だったのが、自分がお絵描きした海の生きものをスキャンして壁の海で泳がせられるコーナーだ。ちろちろはサメ、私はクラゲを選んで、じっくりお絵かきを楽しんだ。

しばらく後、「廃課金ザメ」と「虹色クラゲ」ができあがり、

悠々と電子の海へ漕ぎ出していった。

場所柄親子連れが多く、お絵かきしている間、複数の親子の声が聞こえてきたのだが、

子どもに「早くしなさいよ」とか、「下手だね~」「全然色が使えてない」とか厳しい言葉を投げかけている親もいれば、

子どもに「いつまでも眺めてたい!!」「上手だねえ!!」「色遣いが天才!!」などなど誉め言葉をかけ続けている親もいて、

前者タイプの親を持ち、また、毎日マイクロアグレッションを浴び続けている私は、後者タイプの親が心底羨ましいと思った。こんなふうに毎日褒めてくれる親や、友人や、恋人がいたら最高である(と、思ったら横にいた。ちろはいつも私の描く絵をくすぐったいぐらい褒めてくれる)。

マイクロアグレッションがゆっくり体に差し込まれるトゲだとしたら、こういう小さな誉め言葉や激励(マイクロエンパワメントと呼ぼう)は、ゆっくり体にしみこんでいく光だ。マイクロアグレッションじゃなく、マイクロエンパワメントが飛び交う世界になったらいいな。

美術館の七色の光に照らされる私のクラゲちゃんを眺めながら、しみじみとそう思った。

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