(本レシピのポイント(作成者:ちろちろ))
✔ きゃんきゃんと遅ればせながら「ミッドサマー」を観ました
✔ 鬱映画だと思ったら最高にスカッとする映画だったので、ネタバレ爆発で語ります。映画未見の方は、【ここからネタバレ有】と書いてあるところまでお読みいただいてからブラウザバックを推奨いたします。
やっとミッドサマー観れた~!ネトフリさんありがとう…
「鬱映画」とか「カップルで観ると絶対別れる」とか書いてあったんでおそるおそる観たけど、、、、、、まさかの超スカッとしたわ!!!!!!
うん、あれはハッピーエンドでしょ(^^)まあ私はあんな不気味な村嫌だけどね。ずっと明るいのがかえってめちゃくちゃ不気味。
あの村の「明るいのにめちゃめちゃ不気味」感はすごいよ。直接的なグロシーンだけでなく、パイに〇〇いれたりジュースに〇〇入れたりと「地味に嫌な」感じを蓄積してくるのもとってもアリ・アスター監督ですよ。「へレディタリー」でもめちゃくちゃ嫌な気持ちにさせてくれたの思い出しましたよ。しかしそれでいて、鑑賞後は謎のスーパースッキリ感があるという。今日はそれがなぜなのかについてみっちり語り合いませう!!
なんといっても最大のスッキリポイントは、クソ彼氏ことクリスチャンが焼け死ぬとこだね。ダニーが場の雰囲気が悪くなるたびに「私が悪い…」って自分を下げるのが可哀そうで辛かったから、めちゃ爽快。
メ〇ヘラって言われてたけど、家族が自殺するかもしれんってなってて、しかも実際に家族全員亡くなってしまったわけなのに、場を盛り下げんなよ空気読めねえなみたいな対応するの、あまりにもエイブリストだし、あまりにも寄り添わなさすぎるよね。
「浮気」だって、「薬のせいなので仕方ない」で片づけるにはあまりにも積極的だったよ。あのお茶グイって飲んだ時点で据え膳食っちゃるぜ!!って感じだったんやろ。燃えろ燃えろ
熊は可哀そうだったけどね…(;;)あの映画で一番かわいそうなのは熊(;;)
でも、クリスチャンという名前はまんまキリストなわけで、キリストが熊の中に入れられて焼け死ぬっていうラストシーンは、キリスト教(≒既存の価値観)クソ食らえ!!というロック感にあふれていてカッコよかったぜよ。観終わった後冒頭のタペストリー見直したら、全部あそこに描いてあるんだけど、ちゃんと熊もいるの。
全編通して不穏な上にグロシーンドーン!!飛び降りたジジイはこれでもかと叩き潰す!!大盛りで狂気食っていきなよ!!へいらっしゃい!!みたいな感じだから段々こっちもテンションが上がってくるという不思議。最後黒幕のペレがめっちゃ晴れやかな顔でちゃっかりダニーにキスしてるあたりで耐え切れず爆笑してしまった。
私もエンドクレジットであのおじいさんがビョルン・アンドルセンだと気づいたときは声出して笑ってしまったよwおせっせシーンでおばあちゃんがクリスチャンのお尻をスパンスパン叩いたり、妙にみんな演技がうまくてテンション爆高なので陰惨なのになぜがスッキリするんだよねwダニーの最後の微笑みにジーンときました…
ダニー、幸せになってくれ・・・・
たとえカルト集団であっても、ダニーは、「自分の苦しみを分かち合ってくれる」存在とやっと出会えたんだよね。冒頭、家族が亡くなったとき、クリスチャンは一緒に泣いてくれなかった。一方で、クリスチャンが浮気をした時、村の人は一緒に泣いてくれた。「病める時も健やかなる時も」、という結婚式の誓いの言葉のように、自分が苦しいとき傍にいてくれる人が、本当の「家族」なんだと思うよ。
なんであんなにスッキリする映画なのに、「カップルで観ると別れる」って言われてるんだろ?
うーん…全然わからん…けどこの映画を観たときの解放感というか高揚感を理解できない人とはあんまり仲良くなれないような気がするかなあ…
それだ!!!
たぶんあの映画って男から見たらすごく都合が悪い話なのよ。せっかく男同士で楽しい話したりセックスクラブ行こうとか言ってんのに、重い女を連れてくるなみたいな感じとか、すごく男は共感できるんじゃないかなあ。だから、ラストにクリスチャン燃やされるの「そこまでしなくていいのに(@@;)」ってなって、彼女と感想がかみ合わなくて、ぎくしゃくして別れるみたいな。つまり、女女カップルのうちらは別れない(ビシッ)。
性別だけで決めつけるのはよくないけど、確かに男性の方がクリスチャンに同情的になるかもしれないね。優柔不断ではあるけど、悪人というわけでもないキャラとして描かれてるし。
※だがマーク、てめーはダメだ。立ちションすなクソが
いやいや、あんな白人しかいないカルト感満載村に着いた時点で荷物まとめて逃げ出さない時点でヤバいやつだよ!!あんな怖すぎる村で性欲なんか絶対わかないやろ普通
あんな恐ろしいおせっせシーン初めて見たよねw
まあ、ひとつ確かに言えるのは…
プロミシングヤングウーマンよりはるかにスカッとするってことだね。
あの映画のことはもう忘れよう…
※二人でウキウキしながら観た。終わった後肩を落としながら帰った。一週間ぐらい引きずった。
(終)
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