男と女と「その他」と。

先日、ちろちろと茨城・大洗に行った。駅で電動自転車を借りて、青空の中サイクリングをした。

大洗をサイクリングで満喫しよう！

太陽がキラキラと反射する美しい太平洋や、湖畔のあるのんびりとした田園をサイクリングしてみませんか?自転車じゃないと気付かない・感じられない風景を探しに出かけましょう!そしてお腹が空いたら、新鮮な海鮮や地元グルメを楽しんで。さぁ、五感で感じ、...

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自転車を借りる際、名前等の個人情報を提出するのだが、性別欄が

から選択できるようになっていて、ちろちろと「ありがたいね」と言い合った。「男か女か」の性別二元論に苦しめられてきた身として、最近、こうした「第三の選択肢」を設けてくれる回答フォームやアンケートが少しずつ増えているのは、素直に嬉しい。
（※）本当は、性別を記入すること自体なくなってほしいが、選択肢が広がることはそれに向けた大きな一歩になると思う。

ただ、過渡期ゆえに、中には首を傾げるケースもある。たとえば、最近見たアンケートで、

というものがあって、別に隠しておきたいわけではないのだけれど、と思ったし、

なんてものもSNSで見かけて、これは逆に差別を強化するだけだなとがっかりもした。このあたりの考え方は人によって違うと思うが、第三の選択肢を設けるなら
・「その他」
・「無回答/答えたくない」
・「X/任意記載」
など、いい意味での曖昧さを許容するようなものにしてほしい。

とかく決めつけられやすい世の中だからこそ、調査やアンケートの世界でぐらい、性別二元論の枷から解き離たれたいと、大洗の人懐っこい猫をなでながら思った。