(本レシピのポイント(作成者:ちろちろ))
✔ 国家公務員の働き方改革の関係で、TV取材を受けました。
✔ 「普通の人」だからこそ、届けられるメッセージがありますように。
国家公務員の働き方改革の関係で、TV取材を受けた(下記リンクからご覧になれます)。
・霞が関のブラックな働き方が(よい政策を生み出せず)日本全体にマイナスとなっていること
・ゆえに、国家公務員の働き方改革を進めることが、日本社会にとってプラスとなること
というメッセージを届けるために、現役職員の声を聞きたいとのことだった。
※霞ヶ関の働き方の問題点と改善すべき点については、厚生労働省の若手職員がまとめた下記レポートをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000540524.pdf
リスクがある行為なので、匿名でも構わない、と言われたが、「実名・顔出し」での出演を選んだ。
なぜかというと。
ある特定のグループの構成員が、取材やインタビューの対象となる場合、
ということが多い。
たとえば、日本のLGBT+コミュニティの場合、
という状態である。
そうなると、どうなるか。
「全てのLGBT+」=「マツコデラックスさんやIKKOさんのような人たち」というステレオタイプができてしまうのだ。
LGBT+の人って(マツコさんみたいに)センスがいいんだよね!
(IKKOさんみたいに)女言葉でしゃべるわけじゃないんだ~
ゲイなら(TVで)沢山見たけど、レズビアンも実在するんだねえ
…これらは全て、私がパンセクシャル(性別にかかわらず人を好きになる人間)であることを伝えた際、実際に言われた言葉である。
全く同じ事が、国家公務員にも言える。霞が関の働き方がブラックであるということが、少しずつとりあげられるようになってきたけれど、可視化される人(実名・顔出し)はみな、才能に溢れたスーパーマンだ。この人たちに引きずられて、「全ての国家公務員=不眠不休でもバリバリ働ける超人」というステレオタイプができてしまったら、「働き方改革無しでも、なんとかなるんじゃね?」という結論になりかねない。
だから、夜寝なければ翌朝あくびばかりして、昼食を抜けばずっとお腹を鳴らしていて、休日出勤したらラーメンをやけ食いしてしまうような、そういう「普通の人」である私こそ、実名・顔出しで出演するべきだと思った。
別に、スーパーマンを責めたいわけではない。気力や体力に秀でた人がその才能を輝かせられる社会であるべきだと思う。でも、そういうスーパーマン「だけが」可視化され続ける社会では、本当の意味でなにかを変えることはできないとも考える。我々の社会のほとんどは「普通の人」で占められているのだから、「普通の人」が安心して生活し、物を言い、行動できる社会を目指すべきだと思うのだ(それが本当の意味での「総中流社会」だと思う)。
というわけで、すごく緊張したけれど、お守りに彼女が作ってくれた虹のネックレスをつけて、思いの丈を述べさせてただいた。どうか、「普通の人」でも、いや、「普通の人」だからこそ、沢山の人に、想いを届けられますように。
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