本レシピのポイント(作成者:ちろちろ)
✔ 秋定番の食材・サツマイモ、実は時代の変化に合わせて強かに生き残ってきた存在
✔ 色んな「大人の事情」で私ときゃんきゃんもなかなか法律婚ができませんが、サツマイモを見習ってしぶとく生き抜いていきたいな、という話です。
10月初旬、急に寒くなった街を歩きながら、ふと思った。
「最近、石焼き芋やさん、見ないな」
小さいころ、寒い季節は、リヤカーに石焼き芋を積み、「石焼き芋~焼き芋~」と呼ばわりながら町内を練り歩く「石焼き芋屋さん」をよく見かけたものだった。
あの人たちはどこに行ってしまったんだろう。
ググってみると、サツマイモ資料館の館長さんが書いた記事を見つけた。
https://www.jrt.gr.jp/wp-content/uploads/4-13.pdf
記事を読んで、あまりの波乱万丈伝っぷりに驚いた。要約すると、
となる。人生ゲームもびっくりなジェットコースターっぷりである。
時代の変化に翻弄されながらも、しっかり対応してきたサツマイモさん、かっこいい…と思いながら、パソコンを閉じたのだった。
そして本日10月24日、私の誕生日であり、2回目の結婚記念日がやってきた。
少しお高いホテルに泊まって、ふたりでささやかにお祝いしたのだが、予約の際、利用目的を聞かれて、「2回目の結婚記念日なんです」と答えたところ、プレートを用意してもらえた。
しかも、チェックアウトのとき、受付のおねえさんが「おふたりの記念日、おめでとうございます」とサラッと言ってくれたのである。嬉しくて、きゃんきゃんの手をぎゅっと握った。
正直、ここ最近の宗教と政治を巡るニュースで、政治家の中にたくさん「同性婚反対」の人がいる、ということが何度も報道されて、しばらくは法律婚できないな、と落ち込んでいた。
小さなメッセージプレートと、おねえさんの言葉は、一筋の光をくれた。
考えてみれば、サツマイモみたいに、すっかり「ふつう」の「定番」に感じるものだって、苦しい時代をあきらめずに、一筋の希望を信じて粘り続けたからこそ、その地位を獲得できたのだ。
私たちも、今は苦しくても、一歩踏み出し続けないといけないな、と、改めて決意を新たにした、そんな2回目の結婚記念日だった。
コメント / COMMENT