✓ 彼女と猿島の観光ツアーに参加したら
◯ガイドさんたちが皆「アレックス(仮名)」とか「ルーシー(仮名)」とか名札を下げている
◯自己紹介のとき「こんな名前ですけど日本人です」と名乗る
という運用がなされてて言葉を失いました…
横須賀の猿島に行ってきました!東京湾に浮かぶ無人島で、幕末から第二次世界大戦前にかけて、東京防衛の拠点にもなっていたため、要塞や弾薬庫の跡が残されています。

そんな猿島を満喫するため、事前に猿島ガイドツアーを申し込んでいました。
当日、ワクワクしつつ、三笠桟橋から船に乗り込んで、「…ん?」と思いました。ガイドっぽい方が首にかけている名札に、いずれも「ルーシー(仮名)」とか「アレックス(仮名)」とか、欧米系の名前がついているのです。
実際到着して、ツアーが始まると、私たちの担当は「アレックス(仮名)」さんになりました。

どうもー、アレックスです。

え?(半笑い)

あ、はい、こんな名前ですけど日本人です。
横須賀なんでね、スタッフ全員こういう名前がついてます(笑)

はっはっは(^^)
…。きゃんきゃんと目を見合わせるしかありませんでした。
このブログでも書いてきた通り、きゃんきゃんは「いわゆる日本人」らしくない見た目や名前ゆえに、様々な差別/偏見/決めつけに苦しんできました。
それを、「いわゆる日本人」の見た目を持つ人が、冗談として消費するという構図はただただグロく、しかもガイド全員がこのようなことを行っているということにめまいがしました。横須賀関係ないし。
というわけで開始早々ガイドさんへの信頼度がマイナスまで下がったのですが、そのあとも、

(崩落した天井を見て)ここは(背が高いから)アメリカ人が壊したんですよ。

あっはっはっは!
というような掛け合いが続きまして…。背が高い人がジャンプしたら壊れた、とかでよくない!?
戻ってきてから、運営会社さんにも当然抗議メールは送ったのですが、
という典型的な「ご不快」構文がかえってきて二重にげんなり。
ただでさえ日本という国が過去の過ちを忘れてまたゼノフォビア(外国人嫌悪)に傾こうとしているときに、軍事施設として使われていた猿島でこんな運用をすること/それを「冗談」として消費してしまうことの危うさを考えてほしいです。

今後猿島に行かれる方、もし運用が改められていたら教えて頂ければ幸いです!景色自体はとても綺麗でしたよ。
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