✓ アニメ化・映画化もされた「カラオケ行こ!」を読みました
✓ うお~もんやりする!どういう気持ちで受け止めたらいいかわからない…!こんなもんやりする漫画を描ける作者天才すぎるよ!!
お久しぶりですきゃんきゃんです。ちろちろが仕事でドタバタしており、なかなかこのブログの更新ができないというので、今回は私が書いております。とはいえね~、今めちゃくちゃもんやりした気持ちなんですよ…
…「カラオケ行こ!」を読んだから。
いやおっそ!とお思いでしょうか、2020年の漫画で、アニメ化も実写化もされた超有名作品ですからね。このブログを読んでいる方もご覧になったかもしれません。
あらすじとしては、歌が下手なやくざの狂児が、合唱部部長の聡美を捕まえて歌を(半ば無理やり)教えてもらおうとするお話で、ファンタジーやくざ(漫画に出てくるやたら美化されたやくざ)が嫌いな私はしばらく食わず嫌いしておりました。
最近になって、そういえばこの漫画、「ヤクザが未成年とカラオケに行くのをカジュアルに描きすぎ」みたいな批判されてたな、どんだけのファンタジーやくざが登場するんだろう、と、怖いもの見たさで読んだわけ、です、が。
もうね、これが令和の「エモい」かと!!
別に銃弾が飛び交うわけでもないし人が死ぬわけでもない、お話的には非常に爽快でハッピーエンドのはずなのに、ものすごく心に残る。具体的にはもんにょりする。確かに狂児はファンタジーやくざなんだけどしっかりカスな部分もあって、美化されているわけではない。その絶妙なバランスのとれたストーリー展開が、善悪のはっきりした区別がない時代を生きる令和のわれわれの心を揺さぶるんだなと。
具体的には、狂児が光のたらしすぎるんすよ…。人殴ったときに噴出した血を手で受け止めて聡美くんにかからないようにしてくれたりするんですよなんだこいつ(怒り)。それで、聡美くんは彼のことが好きになっちゃうんすよ。当たり前です。
でも狂児は30代で聡美くんは10代、たぶん20歳ぐらい年の差があって、狂児のほうは聡美くんのことかわいいチワワだな~ぐらいにしか思ってない。漫画特有の倫理観が非常にしっかりしたやくざである狂児は、当然ペドフィリアでもないので、これからもずっと好きにはならない。
でも、聡美くんは一生狂児のこと忘れられないんですよ。それが物凄く残酷で、でもエモい…。太陽みたいな人に一生消えない感情を焼き付けられた聡美くんの苦しみがめちゃくちゃリアル。だからラストも解放してあげてほしいと思ってしまった。これからもきっと思わせぶりな態度を続けられて、引きずり続けるんだろうなあ聡美くん…。
あまりにももんにょりしすぎて、続編である「ファミレス行こ!」に手を伸ばせないのでありました。無事に読むことができたら、感想書くかもしれません…。もんにょりするなあ…。
もんにょりもんにょり。
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